システム運用に効果的なITILとは

最近、IT企業という言葉をよく聞きます。ITとは「情報技術」のことで、コンピューターやデータ通信に関する技術をまとめたものであり、具体的には、コンピューターやインターネットを中心としたネットワークを活用し、企業や生活に役立てるための技術をさします。IT企業は立ち上げた後の運営がとても大切になってきます。そのために、ITILの活用が非常に重要になってくるのです。ITILとは、イギリスの行政が策定したITサービスにおけるベストプラクティスをまとめたもののことです。簡潔に伝えると、IT運用に関する業務を全般的に体系化し、再構築するための指針として利用できるものがITILです。最近では、世界中のIT企業が業務の効率化、改善のために導入されており、日本でもすでに多くのIT企業が活用しています。

ITILとIT企業におけるシステム運用の攻略本

ITILのガイドラインは、日常の運用管理作業をテーマとしたサービスサポート、中長期的な運営管理計画の策定を扱った、サービスデリバリを中心に書かれています。サービスサポートでは、IT運営を確実に、効率的に遂行するための手順をさし、「インシデント管理」、「問題管理」、「変更管理」、「構成管理」という5つのプロセスで成り立っており、望ましいとされる組織体制や、対処の手順を説明しています。サービスサポートでは、サービスレベル管理が定義され、各組織が求めるサービスレベルを達成するため、可用性管理、キャパシティ管理、ITサービス継続管理が説明されています。上記のことから、ITILは業務部門へのサービスという観点から、IT管理業務をとらえています。しかし、すべてのIT企業にITILは当てはまるわけではないので、自社のおかれている状況やニーズよって役立つところだけ活用することが大切です。

ITのシステム運用する中でITILを活用することでのメリット

ITILを活用することのメリットについて説明します。第一にIT運用をシステム化することで、日常の運営業務の効率化が期待できます。トラブルの対処についても、ITリソースの構築を確実に把握ができ、対処の手順が明確化されていることなど、重複作業を避けることで、効率的に対処することができます。そのため、日常の運営作業ではITILの活用前と比べて、スムーズに進めることができるといえるでしょう。また、ITILは、サービスレベルという形でIT運営業務の質を含めた目標を設定し、達成、維持することを目的にしています。そのため、運営担当者の職務範囲も明確化し、仕事に対する達成感や意欲の向上にもつながると言えるでしょう。このように、自社で活用できるITILを見出し、活用することでIT運営を成功へと導くことができるといえます。